<<< 今月の焦点 >>>
● 「人格を育てる家庭」をつくるために何をすべきか 水野修次郎---6
子供に人間としての精神を伝えて、価値観、文化の伝達をして初めて親になるのです。…「自己犠牲的な愛」と言っていますが、育てる努力や犠牲を払って初めて親になるという意味です。
● 死と向きあう中で生まれる親子の絆---8
亡くなった子どもの魂は周囲の人々の心の中に生き続けています。このことを子どもたちに伝えていけるよう医師として支援できればと考えています。
● 欧州子ども手当と「スウェーデンモデル」の失敗---11
福祉大国…スウェーデンの事情はもっと深刻だ。子ども手当制度の歴史は七十年以上以前にさかのぼり、戦前にはあった所得制限は今はなくなっている。…受け取る権利ばかりが一人歩きしている。
● 哲学を学ぶ教育の土壌をつくろう 野田啓介---15
知の究極的な臨界線をたどる哲学や宗教は、人間が誰でも直面せざるを得ない問題を投げかける。最も多感で、人生のあらゆる問題に噴出する大学の時期に、哲学や宗教を学ぶ意味はここにある。
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